深夜1時に雨の各務原を出発。
燕岳登山口に5時に到着。天気は雨。
駐車場には数台の車しかなく登山者は少ないようだ。ちなみに去年は似たような天気で満車に近かった。
雨の中の登山は体力を消耗するし、天気が回復する可能性が高いため1時間仮眠して待つ。
しかし、雨は止まず。これ以上天候の回復を待っても、山頂に到達できないため、taka-bell隊長の判断で山を変えることになった。
時間が無いため、ゴンドラやリフトが使える八方池か栂池か迷い、とりあえず八方池に。
これが朝一の八方池のゴンドラ乗り場。
w-bellが、登山届を記入中。記入のパーティーの名は「○○○登山同好会」。taka-bell隊長が、「登山クラブtaka-bell」と書いてくれないと寂しくつぶやいていました。
いつもは登りながら脱いで半そでになるw-bellなのだが、今日は最初から半そで。
何かあるのだろうかと思いきや、ゴンドラから降りると寒いと言いだし、買ったばかりのソフトシェルを着用。これがしたかったのか!
さらにリフト2本を乗り継ぎ、標高約1800mの八方池山荘まで楽して登山。
目的地は標高2696mの唐松岳。
事前の準備が無いため、ゴンドラ乗り場でもらった簡単な地図とコース上のマップが頼り。
御嶽山のように地図を読めない人へのトラップは今回はなし。
情報が少ないため、余裕を持って、これまで以上の安全登山を心がけました。
ゴンドラやリフトを使う登山も全然あり。
いきなり絶景からスタート。
残雪の北アルプスを眺めながら尾根歩きは最高!
ただ風が強い、強すぎる。
帽子が飛んで行ってしまうため、h-bellは途中、山ガールからキャディーさんへスタイル変更。
今回の登山の特徴は、このような大きなケルンがあること。
ケルンとは、ガスに巻かれると道を見失う危険性のある広い稜線などに、道しるべとして積まれたものだそうです。
ということは、ここは見通しが悪くなることが多いということか?天気が良いうちに往復しよう。
途中に雪渓で遊びたい方はここから入ってくださいの看板があったため、真っ先に雪渓に入るtaka-bell隊長。
でも雪渓の下は明らかに空洞。陥没の恐れがあるのに入ってしまうとは・・・でも、良く見ると足場がしっかりした場所。さすが隊長!
帰りにはロープが張られ入れないようになってました。
スケールがでかいw-bellの近くだと、小さく見える八方池?
手もとの地図では、八方池はまだ先のはずだが。
残雪が溶けた水が流れ出し、登山道は小川のようになっていましたが、スカルパのw-bellは、そんな道もお構いなし。
八方ケルンに到着。ここまではまだ順調です。
今秋、山小屋泊で行く予定の白馬や小蓮華の尾根を確認中。
あっ、これが本物の八方池か。
雪で覆われていて途中まで気付かず。
パンフの写真では、池に反射する北アルプスがすごく綺麗に写っているので、今回はちょっと残念。
だが、こんな薄氷でもスカルパは大丈夫なので、帰りに池の上を歩いてもらおう。
森林限界を超えていると思っていたが、途中に白い巨木が。
この木なんの木、気になる木のフレーズが頭に浮かんだのは、たぶん自分だけ。
ついに雪渓が・・・。
燕岳で必要であろうと直前に購入してきたアイゼンを使う時がきた。
ちなみに4本爪アイゼンは気休めらしく、最低6本爪アイゼンが必要ということで、w-bell以外全員6本爪を装着。
アイゼンも着けずに道を付けて独走するw-bell。さすがスカルパ。
雪渓での登山に時間を費やしてしまったので、唐松岳山頂はおろか丸山ケルンもあきらめ、雪の無い所で食事休憩をして引き返すこと。
小さくとがって見えるのが丸山ケルン。
丸山ケルンがすぐそこに見えるので、w-bellと2人で休憩中の30分で登って帰ってきましたが、唐松岳はまだまだ先でした。
これは丸山ケルンから見た、唐松岳から白馬岳方面へ向かう途中の「帰らずのけん」。名前からして怖そうな登山道。写真で見るとあまり迫力はないが、実際に見るとこんな所歩けるのかな思ってしまう。
帰りの雪渓でtaka-bell隊長が滑落。わざと滑っているのかと思ったら、本当に滑落。下山の足跡をtaka-bell隊長の体で均されツルツルになってしまい、h-bellがどう下ったらよいか悩んでました。
予定よりも早く、無事下山することができました。
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h-bell (月曜日, 02 7月 2012 12:33)
あまりに面白くてコメントせずにはいられませんでした!!「ぷっ」とふきだす箇所が3か所。仕事に追われ、どうしたものかと悩んでいた気持ちが吹き飛びました(笑)強風にも耐えれる帽子買ってきます!!!